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philosophy.

感謝の気持ち、謙虚な姿勢

世のため人のために一生懸命生き

地球、宇宙、生物

人への思いやり

 

そして人の幸せ願う多くの人たちが、そのものづくりに参加する。

 

心にやさしく響く「きもの」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。私たちはそんなものを追い求めながら、日々活動して参りました。そのヒントの一端は、たとえば、蚕という蝶目の幼虫のつくる繭によって紡がれ紡がれして出来上がった上質な素材の触り心地であったり、たとえば、やんわりふわりと空気を包み込むような真綿の繊維そのものであったり、さらにたとえば、少し織物を離れて、樹木の枝葉などが複雑に入り組みあうさまなどに見出すことができるのかもしれません。そういった様々なヒントに包まれながら、試行錯誤を重ね、私たちは立体造形というありかたに辿りつきました。きもの、あるいは染織といったものの織り込まれた内側に光がおち、その光が乱反射してやわらかい影を生む。さらにその光と影の連鎖が幾層にも幾層にもまたいでおこり、それによってそこにまた新たな心地のよさを生み出してゆく。そういった織物そのものの枠組みを捉えなおすような試みによって、これまでになかったような、まさに「人の心にやさしい着物」といえるようなものが生まれてくるのだと私たちは信じて取り組んでいます。そしてまた、その立体造形、「人の心にやさしい着物」の複雑な織りを可能にするのは、まぎれもなく織りという仕事に数十年という年月をかけて一途に向きあってきた職人たちの技の賜物であり、その製作に楽しんで、心地よく打ち込んでいただける真心あってのものです。

私たちが職人たちと一緒になって創りあげるものづくりは、新たな心地よさを、真心によって、できうる限りシンプルに清々しくデザインすることであるともいえます。心にやさしい着物を真心によって生み出してゆく、それが私たちの「きもの」、「染織」に対する今、そして未来にむけた姿勢なのです。

history.

​明治末期~大正9年

​1921年 大正10年 1月

​1938年 昭和13年 9月

​1950年 昭和25年 3月

​1967年 昭和42年 11月

​1970年 昭和45年 12月

​1982年 昭和57年 1月

​1988年 昭和63年 12月

2003年 平成15年 4月

​2007年 平成19年 1月

​          4月

​2020年 令和2年

​8月

​2021年 令和3年

​初代千藤謙次郎が京都呉服商にて修業

​初代千藤謙次郎 京都下京区にて呉服問屋千藤商店創業

​京都室町五条上ルへ移転

​千藤謙次郎、勇次、茂が株式会社千藤商店を設立

​西陣織物専門商社 株式会社西陣千藤設立

​株式会社千藤商店から株式会社千藤へ名称変更

​企画小売会社 株式会社エスパース設立

​先代千藤茂死去に伴い、千藤英一、千藤達也(通称竜也)が跡を継ぐ

​本社(修学院)内にて「ギャラリー ha-na」開設

​営業本社を京都市下京区堀川花屋町左女牛ビルに移転 「左女牛ギャラリー」開設

株式会社エスパースと千藤が合併 次世代に向けた新しい株式会社千藤へ

​営業本社を京都市上京区菱屋町807に移転

​創業100周年を迎えました

経営者略歴

千藤 達也(通称 竜也)

1952年(昭和27年)、先代千藤茂の長男として、京都に生まれる。洛星中高校、慶應義塾大学を卒業。1983年、株式会社千藤に入社。1988年先代茂の死去に伴い、社長就任。現在に至る。

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